ちょっとティータイム 第3回 ~めがねサロン開業~
日ごとに風が冷たくなり寒くなってまいりましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?
少しずつ色づいてゆく木々を眺めながら、季節の移り変わりを楽しんでいる今日この頃です。
「ちょっとティータイム」も、早いもので、来月号が今年最後の記事となります。
前回に引き続き、本日は、第3回目(今年の6月号)の記事をお届けいたします。
私は、10年前に脳出血で倒れ、重い障害に見舞われ、ショックで失意の中にありましたが、約半年の入院生活を終える頃には、多くの方々の支えのもと、徐々に立ち直っていくことができました。
退院し新たな生活が始まりましたが、以前から考えていた「良いもの美しいものなど、魅力的なものを広めるために何かしたい」という思いは、日増しに強くなっていきました。
音楽会や作品展など様々なイベントを企画・開催していく中で、少しずつ漠然とした理想の姿を思い描くようになりました。他愛もない世間話から人生の悩み事まで、ゆっくりとおしゃべりできる時間が流れていて、心身ともに疲れた時には気軽に立ち寄ることができる、そんな宿り木のような空間を創りたい・・・と。
自宅でめがねサロンを開業しよう、と思い至ったのは、退院してから5年位経った頃でした。
自宅、と思った理由は、いかにもお店という外観ではなく、友人の家を訪ねるような感覚で扉を開けていただきたいという思いがあったからです。
また、もともと主人がめがねの世界に数十年身を置いていたことや、私自身わずかながら
小売の経験を持っていたことが、「めがね」にスポットライトを当てるきっかけとなりましたが、それ以上に、めがねという商品がもつ特殊性や可能性を、ひとつの形として開花させたい
という熱い思いが大きな原動力となっていました。
可能な限りじっくりと丁寧にお客様のお話を聞くこと、アットホームな雰囲気の中で納得のいくまでゆっくりとお好みのめがねを選んでいただくこと、めがねを通し、めがねを越えて、ずっとお付き合いできる関係を築くこと・・・形にしたい思いが次々に花開いていきました。
最初は、ほとんどの人たちから反対されました。
そもそも誰が実行に移すのか?住宅街の中の家を店舗にして、お客さんが来てくれるはずがない、と。
病気をしてからずっと側で支えてくれていた次女は、私の夢の実現のために、またもや人肌ぬいでくれました。
ある日、誰にも相談せずにさっさと会社を辞めてきたかと思えば、手伝うよ、と一言。
この一言で準備に向けてのスタートは切ることができたものの、それからの日々は手探りの中必死で前に進む毎日でした。次女は、めがねについて一から勉強を始め、会社設立や資金調達、店舗への改装や広告集客など、主になって進めてくれました。
ただ、周りにはいつも強力なる助っ人がいてくださり、心身ともに大きな大きな支えとなってくださったこと、今も感謝の思いは尽きません。
そしてついに、2009年12月6日、オープンの日を迎えることとなるのです。 (続)
季節の食コラム
梅の季節がやってきました。梅は殺菌力が強く、梅のクエン酸は疲労素をとって毒下しをしたり、整腸や胃の働きを助けてくれます。
昔から非常に大切にされてきた梅の薬効。
梅干し、梅ジュース、梅酒など、手作りの味を身近において、梅雨や猛暑を乗りきりましょう!
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少しずつ色づいてゆく木々を眺めながら、季節の移り変わりを楽しんでいる今日この頃です。
「ちょっとティータイム」も、早いもので、来月号が今年最後の記事となります。
前回に引き続き、本日は、第3回目(今年の6月号)の記事をお届けいたします。


















私は、10年前に脳出血で倒れ、重い障害に見舞われ、ショックで失意の中にありましたが、約半年の入院生活を終える頃には、多くの方々の支えのもと、徐々に立ち直っていくことができました。
退院し新たな生活が始まりましたが、以前から考えていた「良いもの美しいものなど、魅力的なものを広めるために何かしたい」という思いは、日増しに強くなっていきました。
音楽会や作品展など様々なイベントを企画・開催していく中で、少しずつ漠然とした理想の姿を思い描くようになりました。他愛もない世間話から人生の悩み事まで、ゆっくりとおしゃべりできる時間が流れていて、心身ともに疲れた時には気軽に立ち寄ることができる、そんな宿り木のような空間を創りたい・・・と。
自宅でめがねサロンを開業しよう、と思い至ったのは、退院してから5年位経った頃でした。
自宅、と思った理由は、いかにもお店という外観ではなく、友人の家を訪ねるような感覚で扉を開けていただきたいという思いがあったからです。
また、もともと主人がめがねの世界に数十年身を置いていたことや、私自身わずかながら
小売の経験を持っていたことが、「めがね」にスポットライトを当てるきっかけとなりましたが、それ以上に、めがねという商品がもつ特殊性や可能性を、ひとつの形として開花させたい
という熱い思いが大きな原動力となっていました。
可能な限りじっくりと丁寧にお客様のお話を聞くこと、アットホームな雰囲気の中で納得のいくまでゆっくりとお好みのめがねを選んでいただくこと、めがねを通し、めがねを越えて、ずっとお付き合いできる関係を築くこと・・・形にしたい思いが次々に花開いていきました。
最初は、ほとんどの人たちから反対されました。
そもそも誰が実行に移すのか?住宅街の中の家を店舗にして、お客さんが来てくれるはずがない、と。
病気をしてからずっと側で支えてくれていた次女は、私の夢の実現のために、またもや人肌ぬいでくれました。
ある日、誰にも相談せずにさっさと会社を辞めてきたかと思えば、手伝うよ、と一言。
この一言で準備に向けてのスタートは切ることができたものの、それからの日々は手探りの中必死で前に進む毎日でした。次女は、めがねについて一から勉強を始め、会社設立や資金調達、店舗への改装や広告集客など、主になって進めてくれました。
ただ、周りにはいつも強力なる助っ人がいてくださり、心身ともに大きな大きな支えとなってくださったこと、今も感謝の思いは尽きません。
そしてついに、2009年12月6日、オープンの日を迎えることとなるのです。 (続)
季節の食コラム
梅の季節がやってきました。梅は殺菌力が強く、梅のクエン酸は疲労素をとって毒下しをしたり、整腸や胃の働きを助けてくれます。
昔から非常に大切にされてきた梅の薬効。
梅干し、梅ジュース、梅酒など、手作りの味を身近において、梅雨や猛暑を乗りきりましょう!


















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by optimaison
| 2012-11-10 14:18
| プリコの部屋
|
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