今年もちょっとティータイム 「コプリコの七十二候を楽しむ暮らし」 第1回
今年も『 THE EES 』のミニコラムがスタートしました♪
先日も告知させていただいた通り、これまでとは趣向を変えて、四季折々に受け継がれてきた日本の原風景を、気まぐれに切り取っておしゃべりさせていただきます。
今回は2月号の記事をご紹介いたします。
新しい年を迎え早くも2月に突入しました。
今年は隔月で、旧暦にちなんだ暮らしのひとコマを、気まぐれに切り取りご紹介してまいります♪ 日本には、春夏秋冬の四季だけでなく、二十四の気という季節、七十二もの候という季節があり旧暦をもとに暮らしていた時代には、人々はそうした季節の移ろいをこまやかに感じとって生活していました。
今回は、1、2月の節気にちなんだコラムです。
■ 1月1日~1月5日
冬至(二十四節気) 雪下出麦 せつかむぎをいだす(七十二候)
降り積もる雪の下で、麦が芽を出すころ。
地中や、冬木立の枝先で植物は芽吹く力を育みます。
昨年は多方面で日本という国が世界から注目された一年でした。
それにともない、以前にも増して、日本の伝統、各家の文化のようなものを受け継いでいきたいと思うようになりました。
年の初めの「お節料理」はその代表格。
年々レパートリーも増えていき、少しずつ母(我が家)の味を習得しつつあります。
黒豆・数の子・田作り・伊達巻き・なます・お煮〆など、代表的なお節料理も、手作りするとその味わいは格別です。
なますの味付けに使うピーナッツをすり鉢でドロドロになるまで潰したり、つきたてをのしたお餅を包丁でカットしたり、家族皆で協力し合って、お正月の食卓を整えていた風景も懐かしく思い出されます。
大きくなってから、年越そばもお雑煮も七草粥も、我が家の味があることを知り、より大切な味になりました。
お正月の食卓で、我が家の隠れたアイドルは、母オリジナルのイカリングのマリネでした。
新鮮なイカをフライにして、たっぷりのスライスした玉ねぎと一緒にマリネ液に漬けるだけの、いたってシンプルな一品でしたが、お節料理にはない味付けに、皆のお箸がよくすすんでいました。
■ 1月30日~2月3日
大寒(二十四節気) 鶏始乳 にわとりはじめてにゅうす(七十二候)
鶏が卵を産みはじめるころ。
「節分」とは、今は立春の前日をいいますが、もともとは、立春、立夏、立秋、立冬の四季の分かれ目の前日を意味する言葉でした。
立春が一年で一番初めに訪れる節目であったためか、新たな年の始まりと考えられ、春の
節分が最も重視されていたようです。
節分といえば、豆まきの大豆。
昔から大豆は、日本の暮らしのいろいろな場面に登場します。素朴な味も魅力です。
昨年の今頃、はじめて味噌作りにチャレンジしました。
茹でた大豆を潰して、塩と麹を混ぜて、発酵させる…。
今は、約1年経った手製の味噌で作った味噌汁が食卓に上ります。
手作りの味はやはり特別で、お椀の底に残る大豆の一粒一粒までが愛おしく感じられます。
熟成を重ねて、味わい深くなっていくのが楽しみです。
日本が誇る発酵食品の代表選手。作り続け、伝え継いでいきたい味のひとつでもあります。
旬(七十二候)を意識するようになると、日々の季節の移ろいに敏感になり、この国に生まれたことをより楽しめるようになりそうです。
参照文献「日本の七十二候を楽しむ-旧暦のある暮らし-」(東邦出版)
イラスト hiroppa
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先日も告知させていただいた通り、これまでとは趣向を変えて、四季折々に受け継がれてきた日本の原風景を、気まぐれに切り取っておしゃべりさせていただきます。
今回は2月号の記事をご紹介いたします。
新しい年を迎え早くも2月に突入しました。
今年は隔月で、旧暦にちなんだ暮らしのひとコマを、気まぐれに切り取りご紹介してまいります♪ 日本には、春夏秋冬の四季だけでなく、二十四の気という季節、七十二もの候という季節があり旧暦をもとに暮らしていた時代には、人々はそうした季節の移ろいをこまやかに感じとって生活していました。
今回は、1、2月の節気にちなんだコラムです。
■ 1月1日~1月5日
冬至(二十四節気) 雪下出麦 せつかむぎをいだす(七十二候)
降り積もる雪の下で、麦が芽を出すころ。
地中や、冬木立の枝先で植物は芽吹く力を育みます。
昨年は多方面で日本という国が世界から注目された一年でした。
それにともない、以前にも増して、日本の伝統、各家の文化のようなものを受け継いでいきたいと思うようになりました。
年の初めの「お節料理」はその代表格。
年々レパートリーも増えていき、少しずつ母(我が家)の味を習得しつつあります。
黒豆・数の子・田作り・伊達巻き・なます・お煮〆など、代表的なお節料理も、手作りするとその味わいは格別です。
なますの味付けに使うピーナッツをすり鉢でドロドロになるまで潰したり、つきたてをのしたお餅を包丁でカットしたり、家族皆で協力し合って、お正月の食卓を整えていた風景も懐かしく思い出されます。
大きくなってから、年越そばもお雑煮も七草粥も、我が家の味があることを知り、より大切な味になりました。
お正月の食卓で、我が家の隠れたアイドルは、母オリジナルのイカリングのマリネでした。
新鮮なイカをフライにして、たっぷりのスライスした玉ねぎと一緒にマリネ液に漬けるだけの、いたってシンプルな一品でしたが、お節料理にはない味付けに、皆のお箸がよくすすんでいました。
■ 1月30日~2月3日
大寒(二十四節気) 鶏始乳 にわとりはじめてにゅうす(七十二候)
鶏が卵を産みはじめるころ。
「節分」とは、今は立春の前日をいいますが、もともとは、立春、立夏、立秋、立冬の四季の分かれ目の前日を意味する言葉でした。
立春が一年で一番初めに訪れる節目であったためか、新たな年の始まりと考えられ、春の
節分が最も重視されていたようです。
節分といえば、豆まきの大豆。
昔から大豆は、日本の暮らしのいろいろな場面に登場します。素朴な味も魅力です。
昨年の今頃、はじめて味噌作りにチャレンジしました。
茹でた大豆を潰して、塩と麹を混ぜて、発酵させる…。
今は、約1年経った手製の味噌で作った味噌汁が食卓に上ります。
手作りの味はやはり特別で、お椀の底に残る大豆の一粒一粒までが愛おしく感じられます。
熟成を重ねて、味わい深くなっていくのが楽しみです。
日本が誇る発酵食品の代表選手。作り続け、伝え継いでいきたい味のひとつでもあります。
旬(七十二候)を意識するようになると、日々の季節の移ろいに敏感になり、この国に生まれたことをより楽しめるようになりそうです。
参照文献「日本の七十二候を楽しむ-旧暦のある暮らし-」(東邦出版)
イラスト hiroppa
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by optimaison
| 2014-03-03 11:09
| プリコの部屋
|
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